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センター試験受験者よ「時限爆弾処理班」たれ

回答という「作業」を粛々とすすめよ 「戦わない」受験勉強法③

センター試験とは、時限爆弾処理

 特に、英語と数学と現代文、この3つには明確なテクニックがあります。

 そして、すべての科目に共通して言えるのは、制限時間内にいかにマークシートを正確に埋められるかという「作業」であるということです。

 センター試験を受けるときは、時限爆弾処理班の人の気持ちになってください。

 時間内に、正確に、ミッションを遂行する。日常生活でそんな作業をやること、なかなかないですよね。だから、割り切って練習するんです。

【合格のための真実:その3】センター試験を受けるときは、時限爆弾処理班の人の気持ちになってください! イラスト/おづまりこ

 センター模試も「ちょっとまだ自分には早いかな?」くらいの段階で受けて、マークシート方式に慣れましょう。

 私は解けないのが怖くて模試を受けはじめるのが遅くなったのですが、もっと早くから受けておけばよかったと、あとから思いました。

 解けなかったり時間が足りなかったりしてパニックになってみるのもまた一興。というか、むしろパニック状態は本番前に一度体験しておいたほうがいいです。本番で初パニックを発症して大変なことになったという人、周りに結構います。早めに経験を積んで、自分なりの時間配分を覚えていきましょう。

 京大の2次試験で「満点」を取ることは普通の人(私を含む)には無理です。

 しかし、センター試験ではすべての科目において満点を取れる可能性があります。ちなみに私は本番のセンター試験で、英語と生物で満点を取りました。普通の人でもきちんと対策すれば高得点が取れるのです。

 しかも、即効性のあるテクニックがたくさんあるので、意外とすぐに結果が出ます。

 受験勉強のモチベーション向上のためにも、早めのセンター試験対策をオススメします。

 それでは、ここからは科目別に攻略ポイントを解説していきましょう。なお、最近ニュースでも報じられていましたが、2020年度からセンター試験は「大学入学共通テスト」に変わるようです。しかし、形式の変化はあれど、その本質はおそらく基礎的な知識を問うもので、大幅には変わらないのではないでしょうか。

『「戦わない」受験勉強法』より構成〉

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松嶋 桃

まつしま もも

プロ雀士

1984年生まれ。O型の乙女座。愛知県名古屋市出身。日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士。



愛称は「京大式小型肉食獣」。



6歳の頃に祖父から麻雀を伝授されて以来、家族麻雀に没頭。



中高は私立の一貫教育で「平和」にのびのび育つも成績は急降下。



心機一転して高3から受験勉強をはじめ、



麻雀で培った独自の「短期間集中の勉強法」で京都大学法学部に現役合格。



大学4年間はさらに麻雀にのめり込むことになる。



就活もせずにうっかり卒業後、同志社のロースクール(法科大学院)に特待生合格。



ここでの経験を通して、初めて自分の本当にやりたいことに気づく。



卒業後、日本プロ麻雀協会の第9期後期プロテストに正規トップ合格。



晴れて「初」の京大卒女流プロ雀士になる。



公式ツイッター『松嶋 桃』https://twitter.com/matsumomo916



公式ブログ『松嶋桃の「ももぶろ」。』https://ameblo.jp/cats-sillabub-momo/


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